Sake Safety-志太泉の酒の安全性  

志太泉の酒の安全性 

 酒の安全性という点で、多くの地酒の蔵元が言及していないことは、アルコールそのもの健康に対する不利益です。この点に関しては、大きな蔵元の方がしっかりと言及しています。

 米の残留農薬や放射性物質の問題や酒造用水の問題、これらの安全性は大事ですが、一人の人間に対する健康影響に関しては、アルコールそのものの影響に比較すれば本当にわずかなものです。残留農薬や放射性物質の問題をクリアーしていることをもってまるで健康に良い酒を造っているような情緒的な表現は現実を歪めているとしか思えません。アルコールを製造する会社は、まず、アルコールそのものに対して対峙すべきです。

 アルコールの健康に対する悪い影響に対しては、厚生労働省のe-ヘルスネットをご覧ください。
http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/

 但し、適正な(小量)飲酒をする人は、総死亡、虚血性心疾患、脳梗塞、2型糖尿病がお酒を飲まない人に比較して少ないという統計的なデータもあります。(飲酒のJカーブ効果と呼ばれ、適正飲酒を正当化するデータです)
(出典は同じく厚生労働省のe-ヘルスネットよりhttp://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-03-001.html
しかし、これは、限られた疾患に対して特定の社会集団(国、年代)に当てはまるものです。

 アルコールの摂取は、一部の例外を除き、基本的には身体に悪影響を与えると考えた方が妥当です。志太泉も飲みすぎた場合は体に悪いです。

 なぜそれでも、飲酒をして良いかというと、人間は、ある程度自己に対する不利益を承知した上で人生をどう生きるかという選択の中で快楽で溺れる自己決定権があるからだと思っています。(たばことかドラッグとかと比較してどうこう言うつもりはございません。)

 もちろん放射性物質や水など多面的な要素から安全性は判断すべきです。以下に志太泉酒造のデータ等を示します。
 放射性物質に関しては、志太泉酒造から出荷されるすべての製品の安全性を担保するものではありませんが、リキュール(梅丸)と醸造用水からは、検出されませんでした。詳細は⇒こちら(PDF file)
 水に関しては、一年に一度、財団法人静岡県生活科学検査センターで食品衛生法施行条例に基づく水質検査を行い合格しております。
 カルバミン酸エチルに対する、当社の見解は⇒こちら(PDF file)です。当社の分析データは⇒こちら(PDF file)です。