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今年も、三種類の山田錦(兵庫産使用比率20%)、五百万石(富山産使用比率45%)、雄山錦(富山産使用比率35%)を使用。山田錦のやわらかさ、五百万石のきりっとしたイメージ、雄山錦の味幅が微妙に感じられ面白いです。きれいさはこの酒の大きな特徴になっています。(ややまともな酒すぎる気もします。もう少し酸があった方が多少不良っぽくて良いのかもしれません。)
ついでに富山県産の米の印象ですが、今年は産地から非常に作柄が悪いと伝えられておりましたが、白米で多少例年より粒が不ぞろいな事を除けばそれほど悪くは感じませんでした。
軽い潮の香りにも似た酢酸イソアミル系の爽やかな上立ち香りと、含みで極めて軽い林檎系の香り、苦味と甘味を纏ったフレッシュで後から米のうまみがじわりとするような酒です。
やはり、冷えすぎると硬さが目立ちます。やや常温に戻してからの方が個人的にはおすすめです。
(データはH15BY) |