|
種類 |
使用米 |
精米歩合 |
使用酵母 |
アルコール度 |
日本酒度 |
酸度 |
純米吟醸
無濾過原酒 |
広島
八反35号
|
50% |
きょうかい14号酵母 |
約18.5 |
+6.0 |
2.2 |
|
お酒に再会 2005.070.4
約2年半後にいちべえ志太泉の会でこの酒に再会しました。新酒時のレビューにねかせてみたいとありましたが、念願の再会です。ということで冷で飲みましたが、やはりごつんとした感じがあります。それでお燗してみました。ひさしぶりの絶妙のお燗酒でした。酸が隠れ、米の旨みはふわっとした甘味と変り、八反35号ぽい余韻が残りました。
まず、八反35号という米について、山田錦の入手が非常に困難だった時代に志太泉の吟譲造りにはそのかわりとして八反を使用していたという話を社長から聞いて以来この米については、ずっと心にひっかかっていました。また山田錦の優美な切れ味のある酒いわば日本刀みたいな酒に対して、棍棒とか鉈のような思い切りぶんなぐるような武器のようなイメージの酒を一度は造りたいなと思っていました。こんなときに思い浮かんだのは八反35号でした。しかし実際造ってみて、志太泉の水ではイメージより少しやわらかくなりましたが、力強さのある酒が出来ました。(酸は官能的には1.8か1.9ぐらいに感じます。。。)例えば焼きうどん、タンドリーチキンと常温で飲むと美味しいです。
香りでは多少のカラメルっぽさがあり香りがひかえめの静岡系吟醸香とミックスされた感じ、味わいでは甘酸のバランスと酸でのキレの良さが特徴です。生の方がやや野性的暴力的で火入れの方が落ち着きがあります。正直ものすごくねかせてみたいのです。
(データはH14BY) |
ラベル 1.8L |
|
|