FAQ 志太泉に関するよくある質問 Home>FAQ MQ
よくある質問 答え
Q1 志太泉の年間出荷量は  A1 業界用語でいえば課税出数量約800石、全部1.8L瓶に詰めたとして約80000本出荷しています
Q2 志太泉の創業者は?創業年は? A2 望月久作が明治15年くらいに創業したようです。なにぶん昔の事ですので正確にはわかりません。
Q3 なぜこの場所に創業したのですか? A3 良い井戸が掘れたからです。(良い水を得るためです。)
Q4 戦前はどんな酒を造っていたのですか? A4 志太泉と三五の月を造っていました。他に山梨県でミクニワインという葡萄酒をまた粕取焼酎を造っていた記録もあります。
Q6 お酒はどこに出荷していますか? A6 北海道から宮崎まで出荷しておりますが、静岡県内に約75%出荷しています。
Q7 お酒は輸出しているのですか? A7 ごくわずか香港に輸出しています。 
Q8 志太泉ではどんなお米を使っていますか? A8 山田錦、五百万石、八反、愛山等です。
Q9 志太泉以外の銘柄の酒を発売していますか? A9 本醸造白鷺(しらさぎ)という酒を発売しています。これは、昔、級別あった時代、一級銘柄は白鷺、二級銘柄は志太泉という使い分けをしていたなごりです。
Q10 志太泉は手造りですか? Q10 微妙な質問ですね。日本に一切機械を使用しない酒蔵は存在しないと思われます。おそらくどんな蔵元も動力源が電気のポンプくらいはあると推測されます。もし仮にもすべて手造りだという主張の蔵元があるならポンプも廃棄して頂きたいものです。相対的に規模の大きい蔵元が手造りの工程が少ないならば、志太泉は相対的に手造りの工程の多いという言い方は可能です。志太泉の酒造りの現状においては、手造りとずいぶん人間くさい機械を折衷していくのが現実的な最善策だと思われます。
Q11 蔵見学の前に、納豆を食べないでほしい理由は?  Q11 納豆菌が仮に麹で繁殖すると、こうじ菌の繁殖が抑制され、こうじ米粒表面がぬるっとしたようなこうじとなるからです。このようなこうじは「ぬるりこうじ」とも呼ばれています。実際、志太泉酒造では、このようになったこうじは見たことはありません。製造期間中は、製造スタッフは一切すべて食事において納豆は食べません。
ここからはMQ(マニアックな質問) 答え
Q1 MQとはなんですか? A1 MQとは、Maniaic Question(マニアックな質問)の事で、普段、日本酒の事に関してマニアックな疑問があっても、そんな事を聞くと「あの人は日本酒オタク」一般人からひかれてしまう事を恐れて質問できない良識ある大人の「隠れ志太泉ファン」あなたの疑問に答えるコーナーです。質問に対しては、志太泉酒造の望月雄二郎が、本音と建前を駆使してお答えいたします。
Q2 ライバルと考える酒はあるのですか? A2 非常に答えにくい質問です。答えにくい理由はいくつかあるのですが、志太泉でもいくつかの方向性のある酒を造っているため、特定の蔵の酒が同時に目標とすべき存在であったり、あるいは正反対だあったりする事がありうると言う事。またどんな蔵もBYごと出来の差があるためこの年のこの蔵のこの酒はまさに理想の存在のであったのが、次の年はなんか違うという体験を何度もしているためです。もっといろいろ理由はありますが今日はこの辺りにしておきましょう。
Q3 志太泉の酒の中で料理酒に向く酒は? A3 いろいろな質問の中で「志太泉の酒の中で美味しい酒はどれですか?」という質問が最も答えにくい質問です。やはり人それぞれお好みがありますからそれぞれの人にあった美味しい志太泉があるとうれしいです。(もちろん人によって「私にとって美味しい志太泉なんて存在しない」という人がいるのもまた真実です。)同じようにそれぞれの人により、どの酒をどの料理酒として使うかはお好みです。但し、個人的には、煮切りを造る場合は、「純米酒60%」、あさりの酒蒸しだったら「吟醸酒H15BY50%」。はまぐりの酒蒸しだったら「純米吟醸兵庫H15BY」を組み合わせます。
Q4 料理シリーズ 第2弾 志太泉の酒の中で岩魚の骨酒に合う酒は? A4 それは、おそらく普通酒かなと思います。実はまだ骨酒を飲んだ事がないのですが、かなり高温の酒を使うようですので純米系でも本醸造系でもいわゆる大辛口のような日本酒度がキレまくっている酒が良いと思います。某情報筋によりますとおいしい岩魚の骨酒は、本当に信じられないくらいおいしいようです。それは、釣りたての岩魚を野外でこんがり焼いて熱燗を注いでつくるとの事、ぜひ一度飲んで見たいです。
Q5 幻の一級銘柄「白鷺」の命名の由来は? A5 キリンフードテック社(旧武田キリン食品社)が誇る活性炭白鷺を大量使用して淡麗な酒に仕上げているからですというのはネタです。(これがツボに入った人は重度の酒造知識依存症のおそれがありますので気をつけましょう)。昔の瀬戸川は今以上に豊かな自然が残っていました。川原には葦原が点在し、多数の白鷺が飛来していました。白鷺の優雅な姿に酒の理想のカタチを重ねて前社長が命名しました。残念ながら今では蔵の近くでは、せいぜい一羽二羽飛来する程度で、群舞する姿はほとんど見かけなくなくなりました。ちなみに活性炭白鷺は少量使用しています。
Q5補足 そもそも一級銘柄ってなんですか? A5” かつて日本酒は級別制度というものがあり。2級酒、1級酒、特級酒に分類されていました。多くの蔵で2級酒用のブランド名、1級酒用のブランド名の二つを持つのが一般的でした。弊社もその時代は1級酒「白鷺」(正式には駿河白鷺)、2級酒「志太泉」の二つがブランドを使っておりました。また現在でも「白鷺」は本醸造酒の別ブランドとして細々と販売しています。
Q6 志太泉の最高峰、「泉」はどのようなシチュエーションで飲んで欲しいと考えていますか? あるいは、どんなシチュエーションで飲まれる酒をイメージして商品企画したのですか? A6 まず「泉」の商品誕生自体は、各酒造年度の最高の斗瓶取りを商品化しようという事からはじまりました。きわめて有りがちな事にユーザー本位ではなく造り手暴走系の酒です。(当時は斗瓶取りが少なく希少性はありましたが売れるかどうかさっぱりわかりませんでした。初めて売れた時びっくりしました。)というわけで飲んでほしいシチューエーションの想定は後付になるわけですが、この酒は、味わう事が好きな方に、じっくり時間をかけて味わっていただければ幸いだと思います。
Q7 ワインと日本酒どちらが好きですか? A7 どちらか選べと言われれば日本酒を選びます。但し、ワインも(特に白)好きです。
Q8 古米で日本酒は出来るのですか? A8 古米からでも、日本酒は出来ます。志太泉では、古米は使用したことがありません。秋に取れた新米を晩秋から仕込むという事が蔵のとってはあたりまえのリズムになっているので古米の使用は特に考えた事はありません。
Q9 外国産米で日本酒は出来るのですか? A9 外国産米からでも、日本酒は出来ます。但し、仮にインディカ米だと想像しただけもへこたれます。
Q10 志太泉で焼酎は造らないのですか? A10 志太泉の保有しているのは、日本酒製造免許です。日本酒製造免許では、焼酎はつくる事が出来ません。
Q11 志太泉は志太杜氏が酒を造っているのですか? A11 昔は志太杜氏が造っておりました。今は能登杜氏が造っております