2025-10-21
静岡酵母HD-1
静岡県でよく使われる静岡酵母を志太泉視点で解説
HD-1 静岡県を代表する吟醸酵母で、昭和60年前後の静岡県の全国新酒鑑評会での躍進の原動力となりました。静岡の吟醸造りの古典を紐解けば、この酵母の力を生かすには、「一点突きハゼ」の究極の麹造りをしなければなりません。まあそれは神格化されすぎですが、現在でも出来の良い「突きハゼ」ぐらいにはする必要はあります。
野球に例えれば、三振かホームランのような打者のような存在で博打的ではあります。
失敗したHD-1の酒は味が重く酸も重い。
成功したHD-1の酒は味にキレがあり酸も心地よく、香りは凛としたという表現が適する。本来酢酸イソアミル(バナナ様)を主体としながらカプロン酸エチル(リンゴ様)が上品な華やかさを添える。
志太泉では、大吟醸、純米酒愛山(風神ラベル)などで使用 泡なしのHD-101をラヂオ正宗(生もと純米吟醸)に使います。
関連記事



コメントを残す