SBS学苑 浜松

 夏に少しずつ秋が重なりはじめた8月22日浜松のSBS学苑(地元静岡新聞が後援するカルチャー教室です)におこがましくも蔵元のゲストとして出席しました。
 今回は、志太泉4種類の試飲をしました。特別本醸造、純米大吟醸、純米吟醸焼津酒米研究会、純米吟醸メロースィート−10です。特別本醸造、純米大吟醸は定番品ですが、残り二つは今年より造った酒ですのでこの場を借りて紹介します。
 純米吟醸焼津酒米研究会は何度かHPでも取り上げておりますが、地元(焼津)の酒米、地元(瀬戸川)の水、そして静岡酵母(NEW-5)で造った純静岡産の酒です。正調の静岡吟醸を志向した、あくまで軽やかなで上品な香りのある酒です。
 純米吟醸メロースィート−10は辛口指向の強い時流の中あえて甘口の酒です。−10とは日本酒度−10の意味です。普通これだけ甘いとべたついて飲みにくいですが、甘味も軽いふわっとした甘さのため意外と飲めます。香りは甘さと強弱を合わせた花系あるいはベリー系の香りの拡がりを感じさせます。
 お酒を飲みくらべながら、お酒造り(主に米洗い、蒸し、麹造り)の話を約90分させていただきました。
 今回のお酒の中では、純米吟醸焼津酒米研究会が一番人気でした。今後の参考にさせていただきます。
 SBS学苑浜松の日本酒教室はアットホームな雰囲気です。その後生徒さん、講師寺田氏と居酒屋にて酒談義で楽しい時間をすごしました。9月からはまた新しいシリーズの日本酒教室が開催されます。
 今回の生徒さんからの質問の内、一つを紹介します。
Q.いろいろな意味で意識している蔵元は?
A.もちろん、全国には、素晴らしい蔵元がたくさんありますが、静岡の場合まず県内に優れた蔵元が多いし、さらに地元の志太地区の蔵元はいずれもお手本となる蔵元です。
             志太泉酒造 望月雄二郎

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