松崎春雄 ジョンゴンドナー

松崎春雄氏とジョンゴンドナー氏の合同出版パーティが多数の日本酒関係者を集めて開催されました。前半は松崎氏とジョン氏のトークショーが行われました。松崎氏は台湾、香港の日本酒マーケットを手がけこのほど台湾で日本酒のムック本「日本清酒賞味誌。(中国語)」を上梓され、ジョン氏は米国の日本酒マーケットを手がけるパイオニアで「日本人も知らない日本酒の話(日本語)」を上梓されました。トークショーの中でいくつか興味深いお話を伺いましたが、最も興味深いのは、米国人は酒の味を表現するのに、日本人のより、はるかに具体的な表現をするという事です。例えば「蜂蜜のような」「ジャスミンのような」とか具体的な他の味わいや香りとに例えて味わいを表現するのに対して、日本人はより抽象的で「例えば女優やスポーツ選手みたいな」酒という表現が好まれるという指摘でした。例えば「イチローのようにキレのある酒」とか「北の海のように味幅のある酒」表現でしょうか、確かにすごくキレや幅はありそうですがいったいどういう酒でしょうね。
 この後のパーティでは、多くの酒を利き酒する機会に恵まれ大変参考になりました。今回利き酒できた酒は、どちらかというと昔からの日本酒界のビッグネームのお酒が多く私のように比較的ニューウェイブ系のお酒を利き酒する機会の多い人には、久しぶりに酒を利く酒もありました。大変印象に残ったのは、満寿泉さんのオーク貯蔵のお酒でした。
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