志太泉 蔵出し濁り酒の紹介
種類 使用米 精米歩合 使用酵母 アルコール度 日本酒度 酸度
本醸造酒 兵庫県小野市
山田錦 特等
60% 静岡酵母 NEW-5 約19.5 測定不能 1.45
 今年も例年どおり、濁り部分の多い濃い系の濁り酒です。鼻先に近づけるとふっくらとした米の香りをします。口に含むとクリーミーでミルキーなヨーグルトっぽい酸味と甘味ともに炭酸の爽やかさが感じられ、軽いクレソンっぽい香りと林檎のような香りがします。極めて上品なマッコルリといった印象ですので、辛い系料理の舌休めにもお勧めしますが、飲みすぎだけはご注意ください。サッポロビールがエビスの黒とレギュラーをハーフ&ハーフの飲み方提案をしていますが、この「蔵出し濁り酒」と同じ醪の清酒版の「蔵出しいちばん」のハーフ&ハーフは、蔵で試してみて大好評でした。こちらは、バランスが良いので酒だけでもかなり飲めますが、中程度の味付けの強さの石狩鍋あたりはいかがでしょうか?

 <ONLY製造サイド> 今年(H16BY)は、昨年(H{15BY)と製造方法が一点大きく変っています。昨年は、上槽直前にわずかに四段掛けをしておりましたが、今年は四段掛けしておりません。四段の甘味は官能的には、舌に直接くるニュアンスがあり、ある意味わかりやすい魅力があるのですが、今年の甘味はもっと上品で控えめな甘味になっております。もろみの経過温度は、昨年より、かなり低温に抑えています。その影響か静岡酵母NEW-5にしては、カプロン酸エチルが微妙に強く出ました。

<その他> 酒を飲んで健康にというのは、根本的にムシの良すぎる話ですか、常の日本酒に比べ酵母類を含みタンパク質、繊維、アミノ酸、ビタミン類が豊富で血圧効果作用のある物質の存在も確認されており、適度な飲酒のリラックス効果で健康増進にも役立ちます。(←これはにごり酒に限りませんが。。。)
720MLです。瓶詰後、2日後でにごり部分は95%
H15BYはこちら

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