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稲作期間の気象概況 2002年度焼津山田錦刈り取り開始 10月5日、焼津酒米研究会の山田錦の刈り取りが始まる。山田錦にはずいぶんはやいと感ずるが、今回の曽根氏は田植えもはやいためで、他の研究会農家の場合は今月中旬の刈り取りが多いとの事である。 さて米の出来であるが、先日の台風の影響は微塵もなく、倒伏は一切なかった。米の印象としては、穂長が思ったより短い事である、これは、窒素分をしぼった結果という事で、酒蔵にとってありがたい事である。今年は、病害虫の発生が少なかった事で、検査でも特等がとれるかもしれないという期待の米である。 予断ではあるが、コンバインを運転させていただいた。良い経験となった。
2002年度第一回生育調査。 2002年6月 静岡山田錦田植えに行ってきました。 地酒の理想形として、その蔵元のある土地の米・水・蔵付き酵母をすべて使用し、その土地の食材(味)に最高に相性の良い酒を造るというのがある。理念として確かに非の打ち所がないものだ。しかし、現実問題としてそれを1本のもろみですらすべて満たすというには難しい。すべての製造する酒をそうするというのは不可能に近い。ただ蔵としてそれに少しでも近い酒に取り組もうという事は、極めてまっとうな事だろう。 その一歩としての地元の米であるが、これはかつて静岡県産五百万石、若水等に10年前位を使用していた。しかし当時の米は醸造の面からすると扱いにくい米(砕けやすく、もろみで過度の溶ける)米であったときいている。そのような事情から全面的に酒造米については、志太泉は他県産を使用していた。酒米の専門家永谷先生にお話を聞いたときも、静岡は富士山の影響で火山灰地が多いのでそこでは、よい米は難しいと聞いた。(もちろん静岡でも火山灰地でない所は多いが)そのような事情より、当蔵は地元米は使用していなかった。 しかし、昨年春、焼津酒米研究会という農家の集まりよりこの志太地区で山田錦・五百万石造りに取り組んでいるという話を伺った。この団体は焼津地区の篤農家8名からなり、地元での酒米栽培に挑戦していた。彼らとの話の中で、彼らが真摯に米作にとりくんでおられる事がわかった。しかしながら、いままで製造の実績のない米をいきなりたくさん使う事はできない。まずもろみ1本からのスタートしようという事で、H13BYは55%精米の純米吟醸を仕込んだ。これにあたっては絶対に40%等の高精白は避けようと思っていた。そういう精白にすれば、高額の価格設定をしなければならない。この酒は、ぜひとも地元流通を主体にしたかったので、なんとしてもリーズナブルな価格にしたかったのである。そのお酒は6月下旬には発売します。 しかし、ここまででは、通常の米と同じく農家と蔵元の関係は、いわば供給者と需要者の取引関係にすぎない。蔵元が酒米作りにダイレクトに関わっていく関係はすでに先鋭的な蔵元においてはよく行われている事だ。今回の田植えは、志太泉も遅れながらもそいう方向に進みだしたという事だか、記事を読んでいただければ、よくおわかりかと思うがこれはほんの一歩を踏み出したにすぎない。具体的には、私は、今回田植え機を一時間動かしたが、(結構おもしろい)これだけでは、安易な一時の祭りに過ぎない。これからどう継続的に関わっていくか重要だろう。 |